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PLCソフトウェア開発|技術分野別 開発内容紹介|株式会社ソフテック
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技術分野別 開発内容紹介

PLCソフトウェア開発

1.  概要

PLC(Programmable Logic Controller)はあまり一般的には知られていませんが、安定性・信頼性、耐環境性、ソフトのメンテナンス性を生かし、各装置の制御から各種生産工場の制御などで広く使用されています。ここではPLCのソフトウェア開発について紹介します。

2.  PLCソフトウェア開発

2.1.  PLC

PLCとは、下の図のようにスイッチなどのインターフェースからの入力に対し、ランプなどのインターフェースに対して出力するコントローラです。
一つのスイッチに対して一つのランプを点灯させることはコントローラなど不要ですが、このスイッチが複数になり、かつスイッチ1がON、スイッチ2がOFFの時に、ランプを点灯させるような制御をしたい場合などの条件が複雑になった時に有効です。少ないスイッチ、ランプであれば、リレーで対応することで問題ありませんが、数が多くなればなるほど、リレーが多くなり、工事も手間がかかりますし、配線ミスの可能性も増えます。
スイッチやランプなど入出力機器が多くなった時でもPLCであれば、配線はスイッチ、ランプをそれぞれPLCに配線するだけで、制御はプログラムができますので、配線ミスなどは減らすことが可能です。

PLCイメージ

2.2.  PLCの特徴

PLCの特徴としてあげられるのが、パソコンに比べると安定性・信頼性、耐環境性が高いこと、さらに一番はソフトのメンテナンス性の高さです。マイコンもパソコンに比べると安定性・信頼性、耐環境性は高いですし、PLCよりも安価ですが、基本的には制御の変更はできません。しかし、PLCは専用のプログラミングツールがあれば変更が可能です。さらにちょっとした変更であれば、動作中の制御も止めることなく、制御の変更することも可能です。
マイコンも安価で安定性・信頼性、耐環境性に優れているため、量産されるような電子機器にはマイコンが適しているのに対し、PLCは工場のそこにしかない一点物の機器に使われることが多い為、一般的には知られていません。

2.3.  PLCメーカー

PLCのメーカーについて紹介します。主には以下のようなPLCメーカーがあります。
 ・三菱電機(MELSEC)
 ・キーエンス(KVシリーズ)
 ・横河電機(FA-M3)
 ・オムロン(SYSMAC)
 ・パナソニック(FPシリーズ)
 ・富士電機(MICREX-SX)
 ・光洋電子工業(KOSTAC)
 ・SIEMENS(SIMATIC)
 ・Rockwell(ControlLogix)
国内シェアの一番は三菱電機で、案件としてはやはりソフテックでも一番多いです。PLC=”シーケンサ”(”シーケンサ”という言葉は三菱電機の商品名です。)というくらい浸透していることでも三菱電機のシェアの高さが分かります。
その他では、最近よく使うのがキーエンスです。ここ数年大幅な成長を続けるキーエンスですが、成長と共に使う機会が増えていると思います。

3.  PLCソフト開発例

ソフテックでは、装置の制御や工場のライン制御など、様々な分野でのソフトウェア開発実績があります。具体的な例を挙げると、以下のようなものがあります。
・飲料工場や食品工場、浄水場などのプラント制御用ソフト開発
・ワーク搬送制御、搬送情報管理などのワーク搬送装置ソフト開発
・1軸から多軸のロボットをサーボ等で制御するロボット制御用ソフト開発
PLCソフト開発「ワーク搬送装置」|開発システム事例|株式会社ソフテック (softech.co.jp)

また、通信制御も得意としており、多くの実績があります。
 ・MELSECNETなどの各PLCネットワーク
 ・EtherNet
 ・シリアル通信
 ・CAN通信

上記の通信を使ってソケット通信を始めとした通信プロトコルの対応実績や、EtherNet/IPやCC-Link IE、Modbusなどの産業用ネットワークへの対応も行っています。

4.  PLCソフトウェア開発におけるソフテックのアピールポイント

4.1.  様々なメーカーに対応

前章でも記載していますが、PLCには様々なメーカーがあります。ソフテックでは三菱電機(MELSEC)、キーエンス(KVシリーズ)、横河電機(FA-M3)などが多いですが、他にも様々なメーカーへの対応実績があります。
様々なメーカーの対応実績があるので、三菱電機(MELSEC)で動いていたシステムをキーエンス(KVシリーズ)へリプレースなどのメーカーの置き換えなども可能です。
また、新規導入の際には数あるメーカーからお客様に合わせた最適なメーカーの選定が可能です。

4.2.  様々な言語に対応

PLCのプログラム言語はラダー言語と呼ばれる電気回路図のようなものが主流ですが、他にもST(Structured Text)言語やFBD(Function Block Diagram)言語などいくつかありますので、以下に記載します。

名称 特徴・用途 記述イメージ
IL アセンブリ言語のような記述方法
使用頻度は少ない
記述イメージ IL
LD ハードウェアによるリレー回路をイメージした、いわゆる「ラダー」言語
PLCプログラミングでは最も一般的
ILと切り替えて表示できることが多い
記述イメージ LD
SFC ラダーとは違い、上から下へ記述する形
条件による分岐が記述しやすく、順次動作する処理に向いている
記述イメージSFC
FBD 様々な機能を持ったブロックをつなげて組み合わせることによりプログラミングする
設計書類の様式の1つであるIBD(インターロックブロック図)に近い形
記述イメージFBD
ST BASICやCなど、高級言語の文法に似た形で記述する
Windows用プログラムなどを手がけてきた人には馴染みやすい
記述イメージ ST

このように言語は様々ありますが、その制御、やりたいことに対して、どの言語が適しているか判断し、適切な言語で対応が可能です。

4.3.  PCアプリ、SCADAなど幅広い分野での対応

ソフテックはPLC開発を専門にしている会社ではなく、パソコンソフトを始め、FAVIEWというSCADAの開発も行っています。その為、SCADAを使ってのシステム提案や、パソコンソフトと連携して、PLCで制御、パソコンソフトで監視するようなオールインワンなシステム構築、提案も可能です。また、SCADAも自社ソフトのFAVIEW以外にも対応しております。

4.4.  様々な業種での実績

ソフテックでは様々な業種にも対応実績があります。食品、飲料などのプラント制御や搬送やロボット、半導体などの装置物の制御の実績があります。幅広い業種での実績があり、多くのノウハウを持っており、幅広い提案が可能です。

4.5.  ソフトウェアPLCの実績

ソフトウェアPLCとは、PLCの機能をソフトウェアで実現したもので、パソコンにインストールすることで接続性が高いシステムを容易に構築可能です。PLC用のプログラム言語は、IEC 61131-3で国際標準規格化されており、ソフトウェア PLCは国際標準規格に準拠し、PLC プログラムだけでなく、HMIの画面表示・操作や、複数のモータを同期制御できるMotion 動作も同一のハードウェア上で実現可能です。
一昔前からソフトウェアPLCは存在していましたが、ハードウェアの信頼性の問題などであまり復旧されませんでした。ここ最近ではハードウェアの信頼性も改善され、ソフトウェアPLCの復旧につながっています。
ソフテックでは、ソフトウェアPLCの実績もあります。PLCの専門知識はもちろん、組み込みソフト、パソコンアプリも手掛けているため、PLCソフトの面、マイコンソフト、パソコンアプリなど様々な視点で対応することが可能です。

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